円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

34、能力の発揮には喜びが伴います

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34、能力の発揮には喜びが伴います

 

  さて、この際の山男たちは「山好き」という範疇で把握されます。

 

 でもですね、その本当のところは”持った能力を行使する喜び”なのです。「…好

 

き」の本質は、自分の能力を使うところにあるのですよ。

 

 文芸に親しんだりスポーツをしたくなるのも、その能力を使うことに喜びがあるか

 

らなのですね、「使うこと」そのものに快感が伴うよう私たちの心身が出来ているか

 

らなのでした。

 

 ですから、「伊能忠敬さん」が作った地図の凄さを世の人々の誰もが驚嘆し賞賛し

 

たところで、それに見合っただけの喜びを彼が持ったかどうか、はなはだ疑問に思っ

 

ているのです。それよりもむしろ、彼の心には地図のできばえの悪さ(彼なりので

 

す)への不満感がくすぶっていたのではないだろうかと推察するのです。人間の能力

 

は使える喜びもさることながら、使い切れる喜びを永遠に希求するのがその本質なの

 

ですからね。

 

 その証拠に、山頂を極めたところでその満足感なんぞは直ぐに消えうせて、次には

 

どの山に登ろうかと考え始めるものです、山好きの人々は。

 

あこがれた山に登ってみれば、登りきった時点で更なる能力が加味された心身となっ

 

ているので、一瞬の達成感の後には直ぐにも物足りなさが芽生えてくるのですはずなのです。

 

 登山能力が登頂の直前に比べて確実に向上していることは確かなのですから。

 

 今日のまとめは、

 

 『能力の発揮には言い知れぬ喜びが伴うのです』

 

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