円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆私の記憶能力が知らない間に培われたわけは、

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☆私の記憶能力が知らない間に培われたわけは、

 

 昨日の文に少々付け加えておきます。

 

 さて、同じ本を繰り返し読んでもその度に新しい発見があるものです。そういった

 

意味で、大人たちが中学生時代に回帰して再度の学びを経験することは予想もしない

 

良い結果をもたらしましょうこと信じておりますのです。

 

 例えば毎日の同じ散歩道でも、常に通りすがりの人々に目がいくか、額をなでいく

 

風に思いを寄せるか、わが身の体調ばかりを気にして歩くか、左右の草花に声を掛け

 

つつ進みいく心境になっているか、というようなことは年齢を増すごとによっても大

 

きく違ってまいりましょう。

 

 要は、当然なことを申しますが心境によって感得できるものが違ってくるもので

 

す、対象が同じものでも。

 

 さて、当分はプロローグです。「憶える」ということが「覚える」とどのようにつ

 

ながるか、について論じてまいります。

 

 私の円周率暗記記録を生み出したありがたい遠因は辞書にあります。辞書が記憶能

 

力を高めてくれたのです。

 

 私の愛読書は随分と前に買った「岩波書店発行・広辞苑第三版」です。かつて私

 

は、この辞書の読みふけりに没頭したことがありましたのです。「あ行」から始めて

 

「ん」まで、それはそれは丁寧に見、読んでいったのでした。

 

 辞書にはもちろん様々な知識の元となるものが盛りだくさん、つまっています。で

 

すので、〔これはこういうことだったのか!そうするとアレはどういうことにな

 

る?〕と、目からウロコが落ちたり新たな疑念が生じたりの心の動きも伴って、

 

知識が大いに深まったのですね。これによって、私の頭脳には一般の人々と比較して

 

より多くの語彙(ごい)と知識が取り込まれたのです。繰り返しますが、心の動きが

 

付随することで単なる知識としてではなく「感得する」という形で私の頭脳に収納さ

 

れたのでした。

 

 この経験が、私に記憶能力とは何かということをしっかりと理解させてくれたので

 

す。

 

 そうです、私は知ったのでした。記憶するには『記憶の広場』というものが大事だ

 

ということをです。そうしてまた、心の動きが伴わないものは記憶しにくい、という

 

ことをもです。

 

 更に言うならば、『記憶の広場』は左脳的な働きですし、感得は右脳が支配します

 

から、つまりは右脳と左脳の両方が作動することで記憶できるのですね、一方だけの

 

働きでは「知識」や「知恵」にはなりにくいのです。

 

 さて、要はこんなような感得が伴っている『記憶の広場』が私の中にそれはそれは

 

数多く出来上がっていたということです、辞書に親しんでいく過程でですね。ありが

 

たいことでした。

 

 つまり、”辞書の完読”は『知識の広場』を数多く養成する、いわば”知識の源

 

泉”なのでした。

 

 更に申しますが、良い書物というものは「目からうろこ」を落としてくれますが、

 

その上なるものは”新たなる疑問を提供するもの”なのですね。発見と疑問の連鎖を

 

もたらしてくれるのです。

 

 辞書というものは正しくそれなのでした。知識と知恵のスパイラル的向上を提供し

 

てくれるものなのです。

 

 そんなわけで、本日書き記しました事柄のうち読者の皆さんの念頭においていただ

 

きたいものは次の二点であります。

 

 《”辞書の完読”、それは知識の泉と化するのです》

 

 《良い書物というものは知識と知恵の更なる向上をもたらせてくれるもので、辞書

 

はその典型なのです》

 

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