円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆『小倉百人一首』・その85

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

☆『小倉百人一首』・その85

 

 78番目です。源兼昌(みなもとのかねまさ)さんの作です。

 

 この歌は「源氏物語」の「須磨」の巻を前提にしています。この中で、淡路島とは

 

海峡を隔てる神戸の須磨に移り住んだ光源氏が詠む「友千鳥 もろ声に鳴く 暁は 

 

ひとり寝覚めの 床もたのもし」を踏まえているのですね。一人寝の目覚めは寂しい

 

ものだが、千鳥の群れが鳴き交わす声を聞けば元気付けられるものだ、と歌うのでさ

 

えアワレだワビサビものよ、と兼昌さんは語るのです。

 

 淡路島

 

 かよふ千鳥の

 

 鳴く声に

 

 幾夜寝覚めぬ

 

 須磨の関守

 

 解説です。

 

 「海の向こうの淡路の島から通ってくる千鳥の悲しい泣き声に何度となくわびしく

 

目覚めたことだろうよ、関の守り人はね」目覚めては都への物思いに心が沈んだので

 

はなかろうか、と関守に事寄せて都落ちした光源氏をしのんでいるのでした。

 

 順番とイメージです。

 

 ”78=名は、兼昌よ 淡路島”と、淡路大橋の上から渦を眺めているのはあな

 

た、兼昌か源氏の君か。

 

関連記事

アーカイブ