円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆『小倉百人一首』・その71

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☆『小倉百人一首』・その71

 

 64番目です。権中納言定頼(ごんちゅうなごんさだより)と呼ばれた藤原定頼さ

 

んの作品です。

 

 「網代」とは、夏場によく見かける鮎などの川魚を生け捕りにする竹製の簀(す)

 

であり、「網代木」はそれを支える棒杭です。川に霧が出るのは冬ですから、この頃

 

には簀はなく杭だけがあったのです。「瀬々に」ですから、幾つもあったのでしょう

 

ね。

 

 朝ぼらけ

 

 宇治の川霧

 

 たえだえに

 

 あらはれわたる

 

 瀬々(せぜ)の網代木(あじろぎ)

 

 解説です。

 

 「冬の朝、冴え冴えと静かに明け行く頃、宇治の流れに広がり渡る川霧が切れ間切

 

れ間に見せる網代の杭よ」と、夏には活き活きとする網代たちが今はひっそりとして

 

いる様に詩情を感じたのです。いいですね、私はこんな歌に心が惹かれます。

 

 順番とイメージです。

 

 ”64=無視、する定めか 朝ぼらけ…”と、懐手しながらも寒さを無視するがご

 

とくに泰然と受け入れているあなたです。

 

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