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☆『小倉百人一首』・その69

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☆『小倉百人一首』・その69

 

 さー62番目は、清少納言(せいしょうなごん)さんの作品です。

 

 「夜をこめて」とは「夜の深まり込む頃」の意味です。「はかるとも」は「図ると

 

も」であり、中国の「史記」に載っている有名な故事の函谷関に於ける「未明の鳥の

 

鳴き真似」を指して言っていますね。清少納言は漢籍の教養も高かったのです。従っ

 

てここは、「函谷関の故事の鳥の鳴き声でだまそうとしても」となります。「逢坂の

 

関」は男女の睦みごとを暗示させるものです。「よに」は「世に(も)」で「まった

 

く、決して…でない」という意味合いを持っています。

 

 夜をこめて

 

 鳥の空音(そらね)は

 

 はかるとも

 

 よに逢坂の

 

 関はゆるさじ

 

 解説です。

 

 「夜更けに及んでね、函谷関の鳥の空鳴きで偽ったってさ、あなたになんか私との

 

間の逢瀬の関所はありませんからね、おあいにく様でした」と、自分には無用な男心

 

に機転の利いた肘鉄を食わせているのです。

 

 順番とイメージです。

 

 ”62=無に、せん小女子〔清少納言をもじって〕 夜をこめて…”と、佃煮の小

 

女子を夜通し味わっている清少納言並みに才気走ったあなたです。

 

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