円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆『小倉百人一首』・その65

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☆『小倉百人一首』・その65

 

 58番です。作者は大弐三位(だいにのさんみ)さんのものです。今回も女性です

 

が、女性作のものがしばらく続きます。大弐三位とは、夫が大宰府の長官である三位

 

太宰大弐の位にあったことからの呼称です。

 

 これは、昔の恋人に僕を忘れてしまってはいないかい、と問われての返歌だそうで

 

す。「有馬山」と「猪名の笹原」は共に兵庫県にあって、ペアで歌枕にされたのでし

 

た。そよそよと吹く笹原の風に「そよ人を」を導かせているのですね。

 

 有馬山

 

 猪名(ゐな)の笹原

 

 風吹けば

 

 いでそよ人を

 

 忘れやはする

 

 解説です。

 

 「有馬山近くの笹原に風が吹けばね、葉っぱがソヨソヨそのよ、そのお人をよ忘れ

 

るわけがありませんでしょうよ」と、シャレて答えているのです。

 

 順番とイメージです。

 

 ”58=今夜、大事の〔大弐を引き出すためです〕 有馬山…”と才女のあなたが

 

ウインクしながらささやいてみせるのです。

 

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