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☆『小倉百人一首』・その54

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☆『小倉百人一首』・その54

 

 47番めです。恵慶法師(えぎょうほうし)さんの作ですね。

 

 「八重葎」は「幾重にも重なり連なるツル状のもの」と言う意味で、しばしば葛な

 

んぞがそのような体を見せますね。「宿」は単なる「家、屋敷」のことです。が、か

 

つては栄華を誇った邸宅の園庭で詠じたものだそうですから、今昔の隔世の感、諸行

 

無常の思いを詠じたのですね。

 

 八重葎(やえむぐら)

 

 しげれる宿の

 

 さびしさに

 

 人こそ見えね

 

 秋は来にけり

 

 解説です。

 

 「ツル草がはびこるこんな荒れ果てた屋敷の庭だもの、今は訪れる人とてないよう

 

だ。でもねこんな庭にも秋は来たようだね。人間界のあれこれなぞ自然は何ら気にも

 

留めぬのだね」

 

 順番とイメージです。

 

 ”47=世な、おし恵慶 八重葎…”で如何でしょう。坊さんですから歪んだ人間

 

界のアレコレにつき世直しするのが使命なのですね、法師姿のあなた様。

 

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