円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆『小倉百人一首』・その52

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☆『小倉百人一首』・その52

 

45番目です。作者は謙徳公(けんとくこう)となっていますが、これは摂政太政大

 

臣だった藤原伊尹(ふじわらのこれただ)さんが死後に送られた称号です。

 

 「思ほゆで」は「思いあたらない、思い浮かばない」と言うような意味合いで、つ

 

れなくなった相方にあてつけて言っているのです。「身のいたづらに なりぬべきか

 

な」とは「むなしく消え死んで行く身となってしまうのかな」ということです。

 

 「あなたに見捨てられては、今後どうして生きていけばいいのか」と拗ねているの

 

ですね。

 

 あはれとも

 

 言ふべき人は

 

 思ほえで

 

 身のいたづらに

 

 なりぬべきかな

 

 解説です。

 

 「可哀そうな人と言ってくれる人も思い浮かばない身の上ですよ、今の私は。どう

 

せ、近いうちにあなたに恋焦がれながらむなしく死んでいくんだろうよ」、つれない

 

人よ、恨めしや!

 

 順番とイメージです。

 

 ”45=死後、の謙徳 あはれとも…”正二位太政大臣となった偉いあなたが威張

 

っているのです。

 

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