円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆『小倉百人一首』・その50

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☆『小倉百人一首』・その50

 

 43番目です。権中納言藤原敦盛(ごんちゅうなごんふじわらのあつもり)さんの

 

作ですが、これも有名な歌ですね。この権中納言の権とは、副や二番目目を意味しま

 

す。

 

 出逢ってから増した思慕の情の深さを知ってみれば、これまでの恋心なんぞは高が

 

知れているというのですが、この気持ちは誰しもが分かりますよね、望んでいた恋が

 

成就したらしたで、逢いたさ見たさが更に募って心焼ける気分にしばしば嫉妬の思い

 

を加わった若かった時分の煩悶を思い起こしましょう。

 

 逢い見ての

 

 後(のち)の思いに

 

 くらぶれば

 

 昔はものを

 

 思わざりけり

 

 解説です。

 

 「あなたに逢ってお顔を見、思いが通じた今の気持ちに比べたなら、それ以前の恋

 

心を募らせていただけの頃の想いなんぞは比較になりません」と、昨夜の逢瀬が愛お

 

しくて早くも逢いたい思いが募るのを率直に述べているのです。

 

 順番とイメージです。

 

 ”43=良さ、をあつ盛り〔敦盛を意識して〕 あいみての…”と、心を熱くして

 

いるあなたは朝明けの帰り道を行く馬上のお人。

 

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