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☆『小倉百人一首』・その23

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☆『小倉百人一首』・その23

 

 16番目ですね。作者は中納言行平(ゆきひら)という御仁で、美男の貴公子とし

 

て有名だった在原業平(ありわらのなりひら)さんの兄君です。因幡守(いなばのか

 

み)に任じられ、その旅立ちの別れの歌として詠んだそうです。「いなばの山」は

 

「因幡」と「往くならば」とを掛けていますし、因幡の国には松林が名所となってい

 

る稲羽山(いなばやま)というのもあったそうですよ。そしてまた、「まつ」は「松

 

の木」と「帰りを待つ」に掛けていますね。

 

 たち別れ

 

 いなばの山の

 

 峰に生(お)ふる

 

 まつとし聞かば

 

 いま帰り来む

 

 解説です。

 

 「皆さん、いよいよお別れです。私は任地となった遠い因幡の国に行くことになり

 

ました。でもですね、向こうについたとたん、彼の地にあるという稲羽山に生える松

 

の木ですよ、とあなたが言っているように感じたのなら、今すぐにも帰ってきちゃい

 

ますよ」というのです。

 

 想像図にはやっぱりウサギを登場させましょうか。松の木山でウサギが飛び跳ね

 

ず、地面を平らかに這い行くのです。 

 

 さて順番ですが、”16=忌む、ね行平たち別れ…”ですが、この”忌む”に因幡

 

もが連想できればあなたは、もう暗記の達人になりつつあるといえるでしょう。

 

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