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☆『「般若心経」を暗記しましょう・その58』

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☆『「般若心経」を暗記しましょう・その58』

 

 さて、これまでに私が幾度となく述べてきたように、「空」から「無」の方向をの

 

み強調していては、折角の「喜怒哀楽」で得られる味わいが雲散霧消してしまいま

 

す。生きている意味を問い掛ける足場、立場がなくなってしまいますのですね。

 

 つまり、私の推考がここに至った時点で、「喜怒哀楽という有」というものの意味

 

合いをこれまでになく主張したいのです。

 

 前々回には、「画僧の平山郁夫さん」が、”画を描く能力で以って、ご自分の喜怒

 

哀楽を味わい噛み締めた人生を送られたのだ”という風に述べました。

 

 そんな意味合いから、この修行僧のような平山さんの業績の直ぐ先に、「伊能忠敬

 

さん」の「日本地図作成」の大業が見えてきます。幕末の頃に、初めて日本列島の地

 

形調査を行った、あの「伊能忠敬さん」ですね。

 

 「平山郁夫さん」は被爆という特別な体験をなさりました。この事で以ってして既

 

に彼は私たち一般人とは違った深い人生的観念を持ち得たようなのです。

 

 でもですね、それならば何らの驚愕するような事件など経験しない極々一般的な私

 

たち数多(あまた)の庶民には「般若心経」の大いなる功徳に触れにくくなってしま

 

います。

 

 それで、私は考えました。

 

 ”被爆者であるが故ならばこそ成し得た「平山郁夫さん」の業績”と言われるもの

 

の中から、誰でも誰でも掴みうる本来的な人間存在の価値付けを明確な形で抽出して

 

みることは出来ないだろうか、として論考した結果に現れ出でた人物が「伊能忠敬さ

 

ん」なのですよ。

 

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