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☆『「般若心経」を暗記しましょう・その54』

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☆『「般若心経」を暗記しましょう・その54』

 

 読者の皆さん、どうでしょうか。論考がここに至って、「空」なるものを感得でき

 

たのではないでしょうか。

 

 そうです、私たちの存在が「空」であることが実感できたはずです。私たち人間の

 

本質は「空」なのだとする「般若心経」の意図を明確に理解できたはずですよ。更に

 

は、その「本質」さえもが「無」であり「空」なのだとする主張へも肯定の思いが心

 

に湧き上がってまいりましょう。

 

 そうして、このように分かってみて改めて、私たち生身が感じる「喜怒哀楽」への

 

価値を見据えるようになるのですね。では、「この喜びや哀しみを、どのように解釈

 

したなら良いのか」、をですね。

 

 これらの感情を「無であり、空なのだ」と理解できたところで、しかし「痛い、痒

 

い、面白い」などと感得できる思いは確実にあるのです。これは生きているからこそ

 

感じ得る能力なのですね。生命を持つゆえの賜物なのですよ。

 

 そうなのです、「喜怒哀楽」は私たちが有している能力なのです。神や仏が「生き

 

ている、という感覚を楽しみなさいな、味わいなさい」として備えてくださった機能

 

なのですよ。 

 

 こんな思いに至ったこの時点で、”般若心経の後期境地”の設定をしましょう。

 

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