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☆『「般若心経」を暗記しましょう・その45』

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☆『「般若心経」を暗記しましょう・その45』

 

 さて、私たちの心身が「因縁」によって存在することには間違いないのでしたね。

 

 そしてまた、宇宙的概念である「劫」を念頭にして省みれば、我が身の存在も

 

「空」と捉えることができましょう。「空の理」は理解できますものね。

 

 実際に、フッと光果てつる宇宙の彼方へ思いを馳せたり、未来永劫の人類を観想し

 

たりするなら、忽(たちま)ちにして我が心と精神の卑小さを感得できましょう。

 

 でも、やっぱり私たち人間には、それぞれ固有の喜怒哀楽があるのです。喜怒哀楽

 

を伴った”私だけの固有の人生”が厳然としてあるのですよ。太陽が昇って消え去る

 

までではあっても「朝の露」は存在したのですし、非常に短いものであった「邯鄲の

 

夢」ても、夢の中での喜怒哀楽は有ったのです。その喜怒哀楽を味わったことは間違

 

いのない事実なのですね。

 

 これ等を「無なのだ、空なのだ」として一刀両断に捨て去ったのでは、「人生」を

 

生み出す「因縁」をも「無」として否定することになってしまうのではないでしょう

 

か。

 

 〔もっとも、「般若心経」はその「無」さえ”「無」として捉えろよ”と言ってい

 

るのでしたね。この「無も無」なのだという考え方についても、いずれ皆さんに理解

 

していただける論述を試みてみます〕

 

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