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☆『「般若心経」を暗記しましょう・その42』

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☆『「般若心経」を暗記しましょう・その42』

 

 ならば「無」とされるものを、もう一度見つめてみましょう。

 

 以前に述べました「諸行は無常なものだ」と観る虚無思想は、つまりは「人生なん

 

て短くて儚いものなのだ、一喜一憂する価値もない、あー無情」と捉えるものでし

 

た。

 

 では、その反対の「有」とはどういうことなのか。

 

 それについて考察して行く手立てが、「劫(こう、ごう)」という言葉の中に見つ

 

けることが出来ます。「未来永劫」として用いられている「劫」です。

 

 この言葉は、囲碁の世界でもよく使われます。白側と黒側が同じ手を繰り返すこと

 

で、永遠に決着しない状況となる特殊な形を言います(特殊ではありますがしかし、

 

よくあるものです)。

 

 「劫」は仏教語です。宇宙的な極めて長い時間を意味します(例えば、「劫初(ごう

 

しょ)」はこの世の初めを言いますし、また、「劫火(ごうか)」はこの世の終末に

 

起こる大火を意味します)。

 

 その反語は「刹(せつ、さつ)」ですね。こちらは極めて短い時間を指すもので

 

す。「刹那(せつな)」という熟語で一般的にも知られています(例えば、パチンと

 

指を一度ならす間には60刹那もあるのだそうです)。

 

 つまり、「永劫∞刹那」です。

 

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