18 Oct 2009
☆『結論は、”無明による固執から解放されれば病気は癒える”ということです』
さて、いよいよこの二、三日で最後です。
『うつを治ろうよ』と言う題で私の思うところを長々と述べてまいりましたが、そ
れも、本日を含めた数日を以って論を結ぶことにします。
昨日述べましたように、道理に暗い「無明」の状況が続くと病気を引き起こしま
す。物事の道理に疎い、いわゆる「無知」から生じる思い違いや考え違いが「痼疾」
といわれる持病のように固定観念化すると「病気」になってしまいますよ、と言うの
が有り難い仏の教えの一つなのです。
特に、しばしば中年以降の人々に見られるような、頑迷固陋なまでに伝統社会的発
想で凝り固まっている場合は”間違った思考法という痼疾”状態なのですから、これ
は困りものです。”間違った判断結果しか生まない思考法という持病”を持っている
ことになるのですからね、その持病による苦痛もこれまた凝り固まってしまっていて
始末におえませんのです。