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☆『心や精神が縛られていると、「檻の中のトラ」と同じになってしまいます』

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☆『心や精神が縛られていると、「檻の中のトラ」と同じになってしまいます』

 

 時々、檻に入れられて家庭で飼われているトラなどの猛獣が、人に重大な害を加え

 

る悲惨な事件が報道されることがあります。檻の中での生活ですから、そのトラ等の

 

普段からのストレスは相当に強かったのでしょうね。何せ、自然界でこそ活かされる

 

天性の敏捷な動きが極端に制約されているのですからね、それはそれは辛いことでし

 

ょう。

 

 いいえ、辛いなんてものではないのです、きっと。トラにとっては、精神状態に異

 

状をきたしたところまでいっているのです。

 

 そこまでではないにしろ、鎖でつながれていて自由に歩き回れない飼い犬の退屈さ

 

も随分と気の毒に思います。

 

 実は私の家にも柴の八歳になるメス犬がおりまして、日がな一日ぐったりと所在な

 

げに寝そべっているばかりです。ですから、一日一回の散歩の際にはたいそう嬉しが

 

ります。刈り取ったばかりの田んぼの中で駆け回るのが大好きなのです。が、それも

 

首輪の紐の長さ以内のことと制限されてのことですが。

 

 私の息子により「アスカ」と名づけられたこの犬が、もしも例えば、鳩山次期首相

 

が住んでいるような広大な屋敷内で放し飼いにでもされていたなら、どれだけ幸せだ

 

ったことだったでしょうか。それを思うと哀れでなりません。そうであったなら、飛

 

んだり跳ねたり嗅ぎまわったりと彼女の犬としての能力が存分に発揮されることでし

 

ょうからね。

 

 上の例で分かりますように、自由が束縛されていては能力の発揮がきわめて難しい

 

のです。このことは心と精神においても同じです。「自由な発想ができない」という

 

ことですからね。

 

 尚、蛇足ながら付け加えておきましょう。我が家の犬が鎖につながれて寝そべって

 

いるほか無い状態は、人間の頭脳が社会的な慣習による縛りで凝り固まっていて、思

 

考停止になっているのと同じです。ですから、考えが進展しません。

 

 このような状況を私は、”回転休業”といっています。考えがとどまっていて、そ

 

こから進展も転回もしないのですからね、「開店休業」しているようなものなので

 

す。

 

 思考に自由が無く、しかも停滞していたのでは随分と困った状態なのですよ。人間

 

の基本的欲求の「自由」と「成長」の二つもが制約を受けているのですからね、心と

 

精神に不都合が生じるのは当然のことなのですよ。これは、「檻の中のトラ」と一緒

 

です。

 

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