円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆『あなたの考え方を一つひとつ吟味してみましょうよ』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

☆『あなたの考え方を一つひとつ吟味してみましょうよ』

 

 またこの辺で、解決黒頭巾に登場していただきましょうよ。

 

 あなたの心と精神を縛っているのは何なのか、ひとつずつ挙げていって精査してみ

 

ましょうよ。

 

① あなたは、世間体というものにこだわって、それに自由を奪われてはいません

 

か。

 

 もし、世間の目が気になってしょうがないとすれば、あなたのご主人様はあなた自

 

身ではなく「世間体」様である、ということになってしまいます。

 

 世間体に縛られる、ということはいわゆる、「見てくれ」のよい服装に囚われてい

 

ることと同じなのです。あるいはもしかして、皆と同じ服を身に着けていないと大変

 

な事になる、とでも思っているのです。これは奇妙なことですね。

 

② あなたは男(女)として、これこれこうでないからダメなのだ、とは思っていま

 

せんか。

 

 男(女)というものはこれこれこうあるべきだ、ということに囚われているとすれ

 

ば、それはあなたの純粋な個人の考えではありませんですね。何故なら、あなたが真

 

面目に自分の心と精神とに働きかけて導き出した思考なら、現在のようにうつ状態に

 

なるような葛藤は生じないのですからね。それは、絶対あなたの考えではないので

 

す。改めましょうよ。

 

③ あなたは、誰か大事なお人に亡くなられて淋しい毎日を送っているのではないで

 

しょうか。

 

 あなたの持つ悲しみの深さがどのくらいのものなのか、現在を幸福な人間と思って

 

いる私にとっては、なかなか推し量ることが難しいようです。

 

 でも、大切な方をなくしてしまった喪失感や、それがもたらす虚脱感の中で無味乾

 

燥な暮らしを続けておられましょうことは理解させていただきます。

 

 しかしですね、少々言い添えさせていただきます。

 

 そのお方と暮らしを共になさって慈しんで上がられたのはどのくらいのことか知り

 

ませんが、その期間があったあなたは大変な幸せ者なのではないでしょうか。そのよ

 

うに愛する相手が存在しなかった場合に思いを馳せてみれば、そんなような貴重な

 

日々があったあなたは随分と幸せなのだと思います。

 

 要は、その愛する方に亡くなられた不幸よりも、その方の生きていてあなたの側に

 

いてくれた期間があった幸せのほうがあなたの心情への重みとしては、はるかに大き

 

いのですよ。

 

 妙な例えになりますが、天空に流れる天の川の織姫と彦星は一年の内のたった一日

 

だけの逢瀬でも十分に満足なのではないだろうか、と私は考えます。確りと実の濃い

 

一日を過ごすのですからね、分かれた後は次の出会いのための364日の待ち日もま

 

た嬉しいのだろうと思うのです。逢っているその一日をとことん大切にしているか

 

ら、です。

 

 振り返って、あなたの悲しみに戻ります。

 

 このような場合に一般的によく言われる、「亡くなられた方を心から大事に思うな

 

ら、亡くなってしまった現在を悲嘆の日々に当てるのではなく、その方との思い出を

 

嬉しく楽しく追想しているほうが本当の愛に近いのだ」ということは、私が上記した

 

理由によるものなのでしょうね。

 

 相手を思う感情の大きさや心を占める度合いの深さで、その相手への愛情を推し量

 

れるとしたならば、悲しんでいるよりも楽しく嬉しく追憶しているほうが愛情は深く

 

て強いのだろう、と私には思えるのですね。それが本当の追慕というものだろうと、

 

思えるのです。

 

 早い話が例えば、たまたま持っている百万円を、心行くまで十分に満足しきった使

 

い方をしたなら、後々その百万円を惜しんで喪失感に囚われる、なんていうことは決

 

してありませんものです(たとえ方が乱暴のものであったことをお詫びしつつ提言さ

 

せていただきました)。

 

 つまり、大事な方をなくして悲しんでいるのなら、その悲しさの分、その方を心の

 

底から本当に大事にしてはいなかったことになりますし、そしてまた更には、その方

 

と共にした思い出をも大切にはしていないことになるのではないかと私には思えるの

 

です。

 

 以上、またまた長くなりましたので、この辺で止めておきますが、どうぞ「追憶の

 

日々の嬉しさ楽しさ」を十分に味わうほうに気持ちの転換を願います。

 

関連記事

アーカイブ