円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆ ”品格”を身に備えるにはどうしたら良いかとお悩みの方へ!その16。

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☆ ”品格”を身に備えるにはどうしたら良いかとお悩みの方へ!その16。

 

・『君子は水を鏡(かんが)みずして人に鏡(かんが)みる』

 

 君子というものは水を鏡として自分の姿を映し整えるようとするのではなく、人の

 

姿勢や態度を鏡として自分の行いを反省するということです。つまり、よく比喩に使

 

われる、「外見より中身の充実度を云々する」と言うことですね。

 

 例えば、大変に高価な洋服を着ていたとしても、立派なのは服なのであって、基本

 

的にはそれを着用している人の価値を表すことにはならないのですし、また、どんな

 

高級車を所有していたって、高級なのは車なのですから所有者の人格が高いか低いか

 

の判断材料とは無縁なのです。

 

 誤解が生じないように敢えて言い添えておきますが、外見を疎かにして良いのだ気

 

にするな、と言っているのではありませんのです。常々に身だしなみを整えて置くこ

 

とは大事なことなのですからね。分かりやすく言うと、たとえ身に付ける服は安いも

 

のでもそれが汚れていなければ良い、というようなことです。たとえボロ服であって

 

もそれが洗濯されてさっぱりとしていれば良いのです。そしてまた、たとえ小さな家

 

に住んで居たって訪れる人に不快な思いをさせないようにとの配慮からいつも掃き清

 

められている玄関であれば良いのです。

 

  なるべく世俗的な物欲とは距離を置きながら、常に人を観察し、社会を考察して自

 

己のありようや人間としての望ましい姿を見定めようとすることは、この世で感得で

 

きる喜悦の極点に至るための最も適切な手段です。

 

 その喜びの極みとは、言うまでもなく自己創造の最高到達点にあるのです。人は誰

 

もが、それぞれ各々の個性を磨いて、昨日より今日を、今日より明日を、これまで以

 

上に自己存在の価値の向上を図って生きていくことが運命付けられているのですから

 

ね。

 

 この意味において人間とは、一人ひとりが己自身の成長を司っている「自分自身の

 

専門家」なのです。

 

 専門家とは何ぞやと、唐突に出てきた言葉に奇異な感じがすることは否めませんで

 

しょうから、この辺の事情を論究した拙文を『自分自身の専門家』という題にして、

 

3月14日から25日に渡って掲載しておりますので、なるべく参考になさることを

 

請うものです。

 

原口風君子論

 

 『世情に鑑みるもの君子なり』

 

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