20 Feb 2009
☆ 1、「邪念除きのための根源的な四つの概念」その3の②。
ですから、個々人皆がわが身のありようをどう見るかは私たち自身の心の問題なの
です。良運と見て幸せを感じるか不運と思って恵まれない不遇を恨むかは心情の持ち
よう、精神のあり方次第なのですね。いいえ、それ以前に、否定的な考え方に囚われ
やすい場合は、自分自身というより社会的で伝統的な思考の仕方によって誘導された
傾向があるのですよ。人間社会に昔から流布している頑迷固陋(がんめいころう)な
因習的考え方に引きずられているのですね。あなた自身の心底から沸き起こった考え
方では決してありませんのです。〔この辺については別途にて縷々(るる)お伝えし
たいと思っております〕
ここにおいてあえて断言しておきますが、私たち人間本来の思考ベースは肯定的で
前向きなもののはずなのです。なぜなら成長することそのものが根源的欲なのですか
らね。したがって、否定的でゆがんだ後ろ向きな考え方は本質から外れたものなので
す。それは将来幸多かれと心の底から望んでいる私たち個々人のものから掛け離れた
思考なのです。よそから持ち込まれたものなのですよ。
今日の一言
そのあなたの思いは因習的社会から植えつけられた考え方から発したものではあり
ませんか。