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ことわざの解釈「五十歩百歩」・自己保全の法則

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ことわざの解釈「五十歩百歩」  自己保全の法則

 

 「五十歩百歩」ということわざがあります。合戦中に不利と見て何処まで逃げたかで勇気の優劣を判断したことの無意味さを例えに本質的な違いがないことを指す言葉ですが、ここで知って欲しいのは逃げることの必然性です。
 逃げた人は”逃げるように仕向けられた人”なのです。勝てないのではないかという不安と恐怖を起こさせて我が身を守るための行動を起こさせた防衛本能の働きなのです。「自己保全の法則(私の造語です)」が稼動した結果なのです。五十歩逃げた人は五十歩目で、百歩逃げた人は百歩目で勝てるかもしれない負けない戦いができるかもしれない、なにくそ負けてなるものかという気持ちが生じてきたのです。逃げることでその思いが湧いてきたのですから、それぞれに五十歩百歩が必要だったのです。退避の過程があってはじめて闘っても負けない自己保全の陣形を作れる余裕がでてくるのです。ですから逃げて良いのです。逃げるべきなのです。否、逃げなければならない義務があるのです。一つの命を守るためにです、自分という意味ではなく。
 そんな事情からこのことわざは勇気の問題(もちろん差異の問題も)と捉えるよりも、”人間には逃げ出すべき必然性”があることを示唆した例えと見る方が寄り適切なのではないかと私は思っておりますのです。
 要は逃げることの大事さ、正当性を主張したいのです。逃げることは卑怯なことでも恥ずべきことでもありません。必要なものなのです。人間の本質は弱いのですから。”耐えなければならないと思っているムリは心身を病む元凶”です。
 上に述べました『逃げることの大切さ』は、私に耐えなければならない日々の辛さや苦しさを訴えてこられました複数の方々を念頭にしてお話ししました。

 

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