円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

天や神仏から自立して”微々たる差異”から”大差なる人格”へ

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天や神仏から自立して”微々たる差異”から”大差なる人格”へ

 

 人間の脳細胞が無限の可能性を持っていることはよく知られています。何兆億個もあるのだそうですから。
 それがしかし二十歳前後を境にしてドンドンドンドン数を減らしていくのだそうです。変です。これは妙なことです。二十歳以降はその数倍の日月を生きていかなければならないのに、脳細胞が死滅していくということは当然、それまでに積み重なった心身の機能が衰えていくことですから、これは二十歳になった途端に天から勘当され見放されたようなものです。
 「お前が百歳まで生きていくための資金をコツコツ何とか二十歳まで貯めてやったのだ。もう大人になったのだから後はこの資本を元に、自分の力で生きていくことだ。それを怠れば落ちぶれていく一方だからな。自立心がなかったなら、これからは死に向かってゆっくりゆっくり無能化していくのだ。私たちが真綿で首を絞めてやっているのだからな」と、天と共謀した神仏がささやいているようなものです。何のお咎(とが)めかは分りませんが。
 かつて述べました人間の衰えに関するこの辺の事情は私が〔私と人生、人生と私〕という人間としての根源的な命題について思索していた時に気づいたものなのです。

 

 そんな訳で、そのありがたい天与の資本を使ってセッセと自分の心や精神を磨いていかなければ大変モッタイナイことになってしまうのです。使ってもつかっても尽き得ない能力を秘めているのですから。それにまた、使わなければ人生そのものが大きな無駄遣いとなってしまうのです。
 そうしてこのことでこそ個々の人間の差異が出てくることになるのです。その使用頻度や幅、深さは個々人によって大きく違ってきますものなのですから。

 

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