円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

人生を気楽に生きるためのアドバイス

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 本来、人間は気弱いものなのです。それを認めずに強がるから辛くなるのです。

 

 世間では一般に気強い者を良い人と見做(みな)します。強いほど価値高いものと判定するのです。だから気弱い人は辛くなりがちの日々を更に控えめにして送ることになります。
 でも、気弱いのが基本なのです。優しさが人間の本質なのですから。弱いのに、それを認めると周囲の人々に侮られるのではないかと勘ぐって、多くの人が強気を気取るから辛くなる。強がる人も辛いのです。辛いのを無理に耐えるから自分の心や精神、神経に傷を負わせることになるのです。
 もし、弱さを認めてその弱さを前提に歩み出すならば着実に靭(しな)やかさを身に備えられるようになるでしょう。「靭」は文字通りに「強靭(きょうじん)」に繋(つな)がります。また「しなやか」は「繊やか」とも書き、それぞれに通じ合うのです。
 世間の冷たい波風にヨロヨロしながらも飄々(ひょうひょう)としている人が、難局に遭っても泰然として意外に崩れることなく乗り切って行ける場合があるのもこの辺の事情が関係していることなのでしょう。
 

 

 社会全般が「ガンバレ」「強くなれ」と言います。でも元々が気弱いのですから容易には頑張れず強くなれないのが人間なのです。それでも尚、弱さを嫌う人が、「強くなれ」と言うのなら無理なくそうなれる方策を示して上げるべきでしょう。
 同様に、現実社会に苦しんでいるのにある種の有力者から「常に笑顔を忘れるな」「ありがとうの精神が大事だ」「神の存在を疑うな」と言われてもそう簡単には目の前の苦難を乗り越えられず、笑顔も保てないし感謝の気持ちにもなれないのです、辛いのですから。

 

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