円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

病気で苦しんでいる人に

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闘病中の人に
 病気で苦しんでいるお人に何らかの言葉を頼む、との依頼がありました。ずい分と長い闘病生活の日々だそうです。
 どうでしょう、一つ提案があります。お試しくださるとあり難いのですが。
 病歴といいますと、高校生の頃に蓄膿症の手術入院をした経験のみの私には貴方さまの辛さ苦しさを的確には掴み得ぬだろうことを承知で述べますので、ご理解願います。その上で敢えて申します、それでも私には導きの経験がありますことを。
 長い間の闘いにもかかわらず未だに病が癒えないということは、これまでのやり方が正しくはなかったということではないでしょうか。薬も効果がなかったか、有っても大分少なかったことになりましょう。
 これを機会に、闘うことを止めてみるのはどうでしょうか。〔病気と闘う〕という発想を止めてみて欲しいのです。〔病気は敵だ、絶対に排除しなければならない〕とするこれまでの概念から少しく離れてみて欲しいのです。
 肝臓病だそうですね。傷んでいるのは肝臓なのですから、あなたの闘っている相手は自分の一部です。自分の本体が自分の一部を敵と見て戦いを挑んでいる構図は何だか妙です。否、大変妙なのです。本体自身の不摂生で傷んでしまった肝臓が敵と看做(みな)されて攻撃されているのですから堪りません。本体から繰り出される矢玉を避けながら〔違う、私は敵ではない。何とか正常に戻りたいと私も必死なのだ。子どもが親の無理解で拗(す)ねてしまっただけの様なものなのだ。だから頼むよ拒否しないでくれ、家族の一員として扱ってくれ〕、といっているようなものなのではないでしょうか。それなのにどうしても敵と看做して矢玉の繰り出しを止めないものだから肝臓だって身を守るため闘いますよ、そりゃー必死です。
 宜しいでしょうか、ここは攻撃軍を退却させて和平交渉班を出向かせるのです。そうして肝臓の言い分を聞いてみることです。
 実際にはどうするかというと、呼吸を整えお腹に手を当てて心を沈めてみてください。最初は何も感じませんでしょう。けれども10分20分、二日三日と回を重ねていくうちに必ず直感めいたものが心に浮かんできます。そうして次には懺悔の気持ちが現れてきます。何とも無駄な時を過ごしてしまったようだ、とです。その段階を越せばもう直ぐです。〔どのようにすれば快方に向かって転回するか〕が脳裏に閃きます。それは突然きます。突然、鮮やかに現れます。鮮やかですから明白です、為すべきことが。
 そうして後、生の喜びがあなたを包みましょう。ここまでに二、三ヶ月を要しないこと請合います。
 その間、医師の言うままに投薬を続けていても大して不都合はないでしょう。信じている神仏に祈りを奉げようが奉げまいが何等の問題もありません。
 只々、闘う気持ちだけ退けてくだされば良いのです。我が身、我が肝臓を愛おしむ思いが生じれば良いのです。

 

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