23 Aug 2018
⦅〔座禅〕の効能が出る理由!⦆
チョッと、脱線させます。
〔座禅〕の効能というモノはですね。
““こう在りたい、との想い””が体内を循環する事で凝縮され、濃縮されて効果が出るように成る、という面もあるものですよ。
その““こう在りたい、が〔無〕であるべき””との解釈こそ座禅なのだ、と皆さんが思い込んでいるという訳なのでした。
でもですね、敢えて申して置きましょう。
〔無〕というモノは単なる空っぽを意味するものでは決してないのですよ。
“空と虚は違う”のと同じに、禅で言う〔無〕とは何もない事を指すにあらずで“有を超越して得られるもの”なのですね。
それを例えて言うなら、【虚心坦懐】が邪心の無い幼児のような心持ちではなく、心理上の有象無象を十分に知った上で、それ等に拘泥しない心境を指しているのと似ておりましょう。
ましてや体内の〔氣〕とは、意思・意志を現出させるエネルギーなのですからね、従って、その強弱は繰り返しによって齎されるものでもあるのでした。
しかもですよ。
そもそも“〔無〕を想念する”人々が形式に拘泥すること自体、矛盾しておりましょう。
“こうあるべき”との発想が既にして〔有〕であり、形式そのものが此れまた〔有〕である事、極めて明白なのではないですか。
何より、〔禅〕の概念は“”生物としての根源的な合理性を見据えよう“”との発想が前提になっているのですからね。
それならば、必然性のない形式は排除して置きたいものです。
暗記力向上研究会
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