27 Aug 2018
⦅身体的機能の第一原則は”動く事”⦆
私たちは、ただ突っ立ったままでいると10分程度で腰が痛みだします。
それなのに、歩いたとなると数時間は疲れることなく平気で動き回れましょう。
日々絶えず動いていれば健康を維持し増進できるように成っている事は遍く知られた事実ですね。
- 身体的事情で腰の機能を使えない方々は、この論の対象外になりますからご安心願います。使えるのに使わない場合と、使いたくとも使えないケースとは意味合いが全く違ってくる故にです。
ですが、それを知っている筈なのに生じさせてしまう不都合は数多ございましょう。
その象徴として、次のような病を挙げてみます。
〔四十肩・五十肩〕
これは明らかに使用度合の薄さ弱さから来ているのは間違いありませんね。
このこと、人間が肩の関節を如何に使っていないか、他の動物を見れば瞭然たる事実だという訳です。
イヌやネコなど四つ足動物の歩く姿は、前脚後脚の関節が連動していますから、身体全部が一体的に動いている筈ですよ。
そして、そのエンジン役は後脚の腰部分である事も察しがつきましょう。
ですが、街中の歩行者を観察してみると、大概の人々は腰を動かさずにいるようなのでした。
ただ単に足を連続的に突き出しているだけ、といった風な歩き方をしているように思えてなりませんのです。ですから、腕もその反動で揺れているに過ぎないのでした。
さて、腰がシッカリと作動しなければ肩も動きが鈍りますね。
動かない腰と肩は腰痛や関節痛の元ですし、不活性な身体は内臓にも悪影響をもたらしましょう。
“”歩行は腰と肩でするもの“”との根源的理屈を蔑(ないがし)ろにしている故、自ら病巣作りの身に陥っているのですよ。
この現象につき、“腰を思考に、肩を情趣に置き換えてみる”と面白い考察が為されてくるのでした。
これにて、現代人に〔座禅〕を勧められる背景がよく見えてまいりましょう。
暗記力向上研究会
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