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⦅“大事な人を亡くした”という場合!⦆

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⦅“大事な人を亡くした”という場合!⦆

 

愚生の小中学校時代には母子家庭の子が多く居たものです。

 

父親を戦争で奪われたのですね。

 

中には母子二人きりの子も居たのでした。

 

ある日、その子から聞いた話を未だ忘れずに吾が心の中で息づいておりますよ。

 

召集令状が来た直後に慌ただしく質素な結婚式を挙げ、数日後に父親は出征していったそうです。

 

戦局が極度に悪化した時期ですからね、無事では戻れない事を前提の結婚生活だったので、それは大事に過ごした日々だったと母親が言っていたそうです。

 

「幸いにも生まれてくれた子(つまり、その同級生)と暮らす事で、残るは何日と指折り数えた珠玉の日が常に蘇り確認できて、今でも幸せなのだ」と、いつも母親の話はそこまで続いていたものだった」と、その子は語り継いだのでした。

 

「君は、どうなのだ?」とは愚生の問い掛けです。

 

「二人きりだとて幸せな母さんが側に居るのだよ、しかも立派な父さんだったそうだから、そんな二人に望まれて生まれた俺が不幸に思う訳ないだろう」と彼は答えました。

 

最後にボソリと、しかし確個とした口調で次のような言葉を添えます。

 

「父親が居ない事を俺が寂しがり悲しがったりするならば、今生の別れを覚悟の上で結婚した両親の思いがムダになる」

 

愚生は自分が持ち出した安直な人情感を恥じながらも、ハッタと気付いたのでした。

 

“”彼は、ご両親が持ち得た記憶の現身(うつしみ)なのだ“”とですね。

 

この後は明日に続けます。

 

 

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