30 Aug 2018
⦅“大事な人を亡くす”という場合 ⦆
ついで、今度は死なれる前での話をしましょう。
愚生の20代後半時、父親がガンを患っている家族が近所に住んで居りました。
残り幾ばくもない命だと世間中に知られていたものです。
子供は小学5年生の長男と弟妹の3人。
以下は、その家に愚生が地域の小世話役として何度か出入りした際の感想です。
母親を始め、家族の皆が暗さを見せないのでした。
いいえ、もちろん明るくもありませんよ、それは当然です。
然しながら、日々の諸事を一見は淡々とこなしている感じが丸で修行僧でしたね。
毎日の事々に付随して生じる喜怒哀楽につき、その起伏が平坦に成ってはいてもシッカリと味わっているようなのでした。
あの子たちの、幼いながらも健気に前を見据えて登校する姿を今でも思い出せますよ。
父親にも合っているのですが、その際には僅かながらも笑みを含めて話してくれたものです。
程もなくして愚生は引っ越しているので、その後は知りません。
ですが、子供たちが如何様な大人になったかは容易に想像できるのでした。
さて、蛇足ながら付け加えて置きましょう。
二つの話を纏めて言うと“”人生とは、歩行禅そのもの“”なのだろうと愚生は捉えております。
暗記力向上研究会
http://worldrecord314.com/
住所:千葉県茂原市東部台4-1990-36
TEL:0475-23-6733
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇