円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

『心の体操;深・香・悠』忍耐とは麻痺すること

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『心の体操;深・香・悠』忍耐とは麻痺すること

 

 今回は「逃げる」ことを考えてみましょう。

 

 これについても世の中の風潮は否定的に捉えがちです。

 

 ですが、私は逃げたい気持ちがあるのならば事情が許す限りにおいては、そうした方

 

が良いはずだし、むしろそうすべきだと考えております。

 

 耐えたり堪(こら)えたりした場合には、心の成長が停滞すると申しましたが、「そ

 

れなら辛さを感じなくなるのはどういうことか、耐性ができたことにはならないのか」

 

と問われましょう。

 

 その場合は「麻痺」しているのではないかと私は考えています。麻痺させることで辛

 

さを回避するよう身体の防衛機能が働くのではないかと思うのですね、本人は無意識な

 

のですが。

 

 この、心を麻痺させることでやり過ごした人々が他人にも同じく耐えることを要求す

 

るようになるのではないかと推察するのです。

 

 本来、辛さを経験した人なら同じような思いをさせたがらなくなる筈なのではないか

 

と思うのです。辛い記憶が残っている筈ですからね。

 

 耐性と麻痺とは似て非なるものです。麻痺の場合は、記憶が残りません。記憶がない

 

から他人にも同じ経験を要求できるのですよ。このこと、スポーツの世界を覗けば分か

 

りやすいサンプルが随分とありましょう。

 

 真の耐性を確保できた人ならその辛いときの情感を忘れ去ることはありませんから、

 

他人への配慮もできるようになる筈なのですね。

 

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