15 Apr 2013
『「記憶の真髄」への考察・その32』
この点につき、阿弥陀様は大変に危惧しておられるのです。あのお方の構想では、
物心の両者一緒に発展してこその宇宙人たる人類なのですよ、予定しておられるのは
。
それで僕等“憶師”に下された指令が「先ずは、精神世界の進化を科学技術の革新
に追随できるようにしなさい。そうして、いずれは平行し先行するまでの道筋の構築
を望んでいるのだ、お前たち憶師にね」というわけなのでした。
僕等“憶師”はご指令につき何度か討論を繰り返しました。
いいえ、問題点はとっくに分かってはいたのですよ。
人間は、立体として目に見える物には、どうする、こうする、そうする、あーする
、としてあの手この手と改変する思いが幾様にも着きやすいからなのですね。ですか
ら、この方面では考察、探求の方便が見つけやすいのです。
ところが一旦、物ではない事々となると途端に途方に暮れだします。
従って、書物からでしか情報を得られない学びの分野もがナカナカ進まないのです
ね。
今までムリのない自然な成長を見守ってきましたが、ここにきて明確な介入を図る
となったら、あなた方人類が挙(こぞ)って向上しうる方策を図らねばなりませんの
で、先ずサンプルが必要なのでした。試験サンプルが、ですね。
で、僕等“憶師”が何度も検討せざるを得なかったのが、その被験者に誰を選ぶか
ということなのですよ。
皆が悩んだのです。ノンベーの原口でいいのか?しかも老人だぞ、他にいないのか
?と、ですね。ツイ最近、あなた方の地球(宇宙では極めて辺境の地に位置する球、
という意味で言っています)ではバチカンというところでコンクラーベがありました
が、同じように“憶師のコンクラーベ”も地球でいうところの三日間も続いたのです
よ。お察しくださいな。
で、出した結論が「年寄りながらも未来への成長を信じきっている原口は捨てがた
い。だが、メーン・キャストとしてはダメだ、酒を飲みすぎるので未来が読めない。
よって、原口の駄弁だらけのブログを支えてきた人物なら根気もあろうから、それ等
の人々の中から選ぼう」ということになったのです。
つまり、それはあなたです、原口老人に付き添ってきた方。