円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

『「記憶の真髄」への考察・その25』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『「記憶の真髄」への考察・その25』

 

 そんなわけでね、皆さんね。

 

 こんなまでもと連綿に、「思いつく」のと「閃き」と、「発想飛び」等の一々の、

 

“記憶の扉”を見つけ出し、それ等を開示し開放し、遥々ここまで歩き来て、いまは

 

更なる高次や段階が、納められてもいるような、社(やしろ)の扉の真ん前へ、進ん

 

で来たよというのです。

 

 さて、その霞に包まれて閂(かんぬき)だけが垣間見えていた「開かずの扉」の全

 

貌が今は白日の下に姿を晒しかけているのが仄見えるのです。扉の向こうは当然、“

 

記憶の桃源郷”なのでしょう、きっと。

 

 早速、行ってみましょうよ。中がどうなっているのか皆目分かりませんので、私が

 

先ず入ってみますから暫く後から付いて来てくださいね。携帯電話で私の独り言を伝

 

えることにします。

 

【向こう側って何なのだろうか。中高年なら誰しもが憧れる、あの若い頃の「鮮明な

 

記憶」を取り戻せる理想郷かもしれないぞ。いや、違うかな。もしかして若い人大い

 

に欲しがる「気付き」かもしれないぞ。何かにつけて我が身の成長を助けてくれる「

 

気付き」もありがたいものだからな。辞書の読み込みでの「気付き」が日常の一般的

 

な事柄で活発に得られるようになったなら、それも凄いだろうからね。

 

 脇にくぐり戸があるから、小人数ならこちらよりどうぞ、ということだね。わずか

 

に光が漏れているし、お酒のもろ味のような香ばしい匂いも漂ってくるぞ、どうやら

 

小開きにしておいて、ちょっと覗いてごらんということのようだ。何やら緊張するね

 

。あれ、取手に一枚の笹葉がぶら下がっているよ、ミズヒキを紐にしているとは乙な

 

ことだよ、おシャレだね。オヤオヤ、テントウムシ達が葉っぱに何匹も並んで日向ぼ

 

っこをしているよ、可愛いものだ。え、文字になっている? ナニナニ“この門より入

 

りたる者、忘却することを忘却するなり”だって、ナニ分からんことを言っているの

 

だ? オイオイ、読み終わった途端にテントウムシ達が飛び立ったのはいいとしてお尻

 

のところが光っているとは、どういうことだよ。もしかして点灯虫でもあるってこと

 

かい?フン、そんなバカな。こっちは転倒してしまうじゃないか。

 

 まーそんなことはどうでもいいや。とにかく門をくぐるぞ、この扉をエイ、ヤっと

 

。ワワワッ眩しい、目がくらむ、頭もくらむ、気も遠くなる、どうなってしまうのだ

 

、あー神様仏様、お母ちゃーんんん…】

 

関連記事

アーカイブ