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『「記憶の真髄」への考察・その23』

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『「記憶の真髄」への考察・その23』

 

 尚、“言葉通しの繋がり”について補足しておきます。

 

 西洋では「ヘテロ」と言う名があります。この名が各地方で「ペテロ、ピエトロ、

 

ペーター、ピーター、ピョートル」と変形するのですね。

 

 同じようなことが、地名などの固有名詞や心理上の抽象名詞にもあるのだろうと思

 

ったということです。

 

 例えば、「わだつみ」という言葉は朝鮮半島から渡ってきたそうです。そうしてそ

 

れは“泡立つ海”のことではないかと私は勝手に解釈しております。としてみれば、

 

「あわ」も「たつ」も「うみ」も朝鮮由来か,あるいは逆に大和の言葉が朝鮮に影響

 

を与えたのかもしれません。

 

 そんな風に捉えてみたなら、そのとたんに“全ての言葉は既にしてなぎさ付きなの

 

だろう”となってしまいましょう。だとしたなら、つまりは「直ぐに記憶し、忘れな

 

い」ということになってまいりませんか、極論になりますが。

 

 つまりは、私の【オ】繋がりでの記憶もこの延長上のことに過ぎないのです。

 

 さて、ここまで縷々(るる)訥々(とつとつ)と述べてきました、この段階で一つ

 

の大事な記憶能力についてのポイントを提示できるようになりました。

 

 一般的にですが、辞書や辞典の類というものは、一つ事の意味合いを知るために利

 

用されるものです。そこに、何等かの広がりや深みを求めるようなことは誰もしない

 

ものです。

 

 ですが、私の用い方は違いました。

 

 それまでは極々一般的に一つ言葉の意味調べに利用していただけでしたが、その時

 

から、言葉の海を泳ぎ出したのです。言ってみれば、魚の一本釣りからダイビングの

 

海中遊泳に切り替わったようなものです。

 

 これでは当然に、入手し収穫できるものが質と量ともに大きな違いを以って得られ

 

ることになりましょう。

 

 そうして、それをもたらしてくれた元々の起源が“辞書への積極的なアプローチ”

 

なのでした。ホンのちょっとした摘み食いではなく、滋養の多い大層な料理と看做(

 

みな)して能動的に食い込んでいったことへのご褒美だったというわけです。

 

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