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『「記憶の真髄」への考察・その18』

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『「記憶の真髄」への考察・その18』

 

 今回は「閃き」について、でしたね。

 

 この場合の例を「歯磨き」に採ってみましょう。

 

 歯ブラシ(アレ)に歯磨き粉(コレ)を付けて歯磨き(ソレ)をする、というわけ

 

ですね。

 

 さて、皆さん。

 

 見聞きすることの全般に“なぎさのコレ実”という形容詞節や副詞節を加味するよ

 

うな習い性をもつようになってくると、次には少しずつながらも何かにつけて「アレ

 

はコーだが、ソーならどうか」と思うようにもなってまいります。頭の思考回路が機

 

能アップするからですね。何故なら「アレはアーだったがコレはコーだ」と対比する

 

目が育まれてくるからですね。すると次には当然に「ソーなら良いのにね」という着

 

想力が醸成されるようにも成ってくるのが自然の流れなのではないでしょうか。もう

 

一要素を加えたがる性癖が身に着くようになるということなのですね。そうなるよう

 

に出来ているからこその上達であり、発達という言葉があるのですからね。

 

 ですので、先に挙げた例でなら{歯ブラシの柄に歯磨き粉を含蓄させておいて、磨

 

く際に「ソレ」が抽出するようになっていたなら便利だろうな}という風な着想が浮

 

かぶというものです。そんなような思いがフッと脳裏に生じるようになってくるもの

 

なのですよ。

 

 これまでのような知識の仕入れ方ではなく、いわば記憶単位が単体ではなくなって

 

いると、何の知識にも連携しうる“なぎさを伴った記憶”として頭脳に入っているの

 

 ですからね、自然とそうなってくるのではないでしょうか。

 

 つまり新規に仕入れた知識、知識が最初から“発想のタネ”を含蓄した状態で仕入

 

れられているのですからね、当前の如くそのような働きをするようになってくること

 

になりましょう。

 

 このことは、例えば草木が生えてきたなら花を咲かせ実を結ぶことが約束されてい

 

るのと同じ理屈です。

 

 つまり、記憶細胞たちの活躍するグランドの上空にあって、風に舞いながら着地す

 

る場所を見定めているということなのですよ「タネ」が、ですね。この記憶のフィー

 

ルドワークに参加すべく常に待機しているということですね、きっと。

 

 勿論、ここに於いての“発想飛びのタネ”こそが“なぎさのコレ実”なのでした。

 

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