円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

『講演資料の開示・その4』

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『講演資料の開示・その4』

 

Ⅱ、記憶の道具

 

「意」の手足となる小道具を使えば容易に覚えるようになります。しかも、それ等は

 

性能の良い釣具となって対象物を正しく獲得するだけでなく、脳内で蠢動するように

 

も加工されているので、いずれは容易に知恵化するようになります。

 

1、複数で対比する(⇔)

 

「アレは…だが、コレは…だ」となって差異部が際立つ

 

例;【坪内逍遥・’59~・小説神髄】と【二葉亭四迷・’64~・小説総論】

 

例;【天草四朗・’37・浪人の不満】と【大塩平八朗・’37・為政の無策】

 

2、一括化する(∬)

 

偏よりも旁で一括すると意味合いの似通いが濃い分、大量記憶が容易になる

 

例;【甫・哺・~・輔・葡】→旁の周りを偏や冠で囲って一括暗像化

 

例;【strike・construction・instructor】→芯部の意味縁の濃さで掴みやすい

 

3、付け足しする(+)

 

「コレに…した」と掛けた手間が記憶を生む

 

例;【いと(古語)の意味】→「いとも簡単」

 

例;【‘39・蛮社の獄】+【‘59・安政の大獄】→「残酷(359)な蛮政」

 

4、否定の文にする(≠)

 

「…であるが…ではない」としておくと○×が共に際立つ

 

例;【米国・ワシントン州】→「西海岸にあって、東部のワ…DCとは違う」

 

例;【a2×a3=a5】→「a2×a3=a5≠a6」

 

5、暗像化する(■)

 

まぶたの裏に描いてみるとソロバンの暗算と同じ効果が得られる

 

例;【H3COCH】→“木炭の中に水滴三つ+木炭の中に梅干と水滴一つ”

 

例;【檸檬】→木、ウ、心、横目、丁、…、と丁寧に書いてみる

 

6、順番化する(#)

 

野球チームの守備位置などに割り当てると順番と言葉の記憶が相乗し合う

 

例;【地層分類】→「カンをP、オルをC、~」「カオシデセペサジュハ」も可

 

例;【徳川歴代将軍】→十代以降は審判、塁審、コーチ、監督に充てる

 

7、連結化する(~)

 

言葉通しを連結すれば詩や短歌等の長い文もスラスラと出るようになる

 

例;【あしひきの…】→「あしひき のやま 鳥の尾 のし だり尾のな…」

 

8、馴染み化する(⇒)

 

縁遠いものも身近なものに置き換えれば親近感が湧いて、よく覚える

 

例;【桜田門外の変】→井伊直弼を父に見立て、自分を警護の1人と設定する

 

例;【ポエム戦争のハンニバルとスコーピオン】→「謙信と信玄」

 

9、数字と言葉を合体文にする(���)

 

数字と文字の馴染み合いが記憶細胞の硬さを容易にほぐす

 

例;【元素番号26番・鉄】→「踏む鉄」(ことわざの「轍を踏む」を連想)

 

例;【 々 87番・フランシウム】→「花は、腐乱し膿む」

 

10、勝手に名を付ける(∵)

 

自分から名を付けて親しみ掛けていくと認知度合いが高進する

 

例;【1051~62の前九年の役】→「五井から陸奥へと12年間での全苦戦」

 

例;【糸魚川静岡構造線・フォッサマグナ】→「日本東西分断溝」
 
11、粋な言葉に置き換える(ξ)

 

語感が良いと余韻が頭の中でいつまでも響いているので忘れにくい

 

例;【ban:禁止】→「番犬近視(犬は近視なので)」

 

例;【アンナ・カレニーナ:トルストイ作】→「あんな華麗に取らす樋」

 

12、ワザと間違えてみる(¬)

 

「ヤッパリ変だ」という違和感が正しい形の認識を高める

 

例;【おぼろ、は龍に日偏?】→「雲が月に群がる龍のようだから朧なのだ」

 

例;【破傷風の研究は野口英世?】→「コッホの弟子の北里柴三郎だった」

 

13、“他人の空似”に目を向ける(∽)〔№1、2とは違うことに注目を〕

 

「覚え=個性を知る事」は“非なれども相似”が手がかりになる場合も多い

 

例;【quite:全く】と【quiet:静かな】→非仲間だが相似ゆえに誰もが覚える

 

例;【dictionary:辞典】と【dictator:独裁者】→これも相似を縁に差異を記憶

 

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