12 Feb 2013
『「ツイうっかり」をなくす小作戦・その1』
これにも二つの方法が考えられます。一つ目には「ゆっくり」を挙げてみましょう
。
「うっかりしていて、ツイ粗相をしてしまった」というものは、皆さんがご存知のよ
うに何かに気をとられている時と、その逆に何にも考えずに無造作に行った場合との
二つが考えられますね。
いずれも、ある意味においては僅かながらも「我を失っている」状態ですから、何
かを引っくり返したり踏みつけてしまったりと無駄な仕事を作ってしまうのでした。
ですが、「ユックリ、おもむろに」行えばそんなこともなくなりましょう。このよ
うな現象は、何がどうなっているか、或いは側に何があるか、を瞬時に記憶するかま
たは既に記憶していることを無意識ながらも活かすよう私たちの頭脳が働いてくれる
からではないかと私は想像しております。
余談ですが、物事を的確に進められない場合は「成るべく早くしよう」という概念
が頭の中に植えつけられているからではないかとわたしは推察しています。
これに加えて更に言うなら、日々に生じる物事を処理するに当たって「成るべく強
く、成るべく大きく」とする考え方が一般的な社会的習性となっているから物事が正
しく進みにくくなっているのではないかと私は思うのです。これが逆に能力を阻害し
ているように思えてならないのですよ。
その反対に「ゆっくり、やわらか、しなやかに」を心掛けると思いもしなかった良
い結果を得ることがあるものですからその辺の事情に思考のしどころが潜在している
のではないかと考えているのです。これは私の経験則から導き出された観点なのです
が。
これについても、いずれじっくりと考察してみましょう。