29 Dec 2011
第四章 受動性的記憶について
この章では、先ほど“受動的記憶力”に於いて“神仏の介在”に言及している点につ
き、皆さんが肯定しにくいでしょうから、更に詳しく述べさせていただきます。
1、幼児の恐怖心
幼い子供は、押し並べて臆病です。
その怖がりぶりは一日のうち何度も見せてくれます。音に怖じ、人に怖じ、トイレに
怖じては暗がりに怖じ、果ては夜分に見る夢にまで怯えて泣くのです。
これらの全ては、天なる神仏の配慮によるものなのだろうと私は推察しています。
その理由は、子等の心身に防衛機能を確立させるためなのではないかと、捉えている
のですね。
夢にまで恐怖心を起こさせるなんて、天上人の意図が感じられてなりません。