26 Sep 2011
○学問が覚えられない・その4
それで提案するのですが、『一見は百聞に如かず』という俚諺(りげん)がござい
ます。
この言葉、裏を返して言えば「聞いただけでは、それを何遍も重ねたところでナカ
ナカに覚えがたいものなのだ」ということをも意味していましょう。
つまり、現象や事象を見ることが出来ない「理科」の分野の事柄や「歴史物」は元
々から理解しにくいものだということになるのではないでしょうか。いいえ、きっと
そうなのです。
ですが、それなら疑似体験をするよう図れば事は成ります。クラスメートと分担し
合ってやれば、たとえ煩雑な分子構造であったとしても頭に入りやすくなるはずです
。「
佐藤さんと澤田君の二人で酸素のH2」になりますし、「長野さんは窒素のN」として
グループ化を仮定してみれば極めて身近な物として体現できましょう。
疑似体験そのものが”擬似的ながらも一見にはなる”のですね。そしてまた、実際
に体験することには意味や目的を知らずとも記憶細胞は強く働くのですから、効果は
高いでしょう。