円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

人生哲学

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その47』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その47』  このような心境こそが、「色(意識する対象)⇔無」なのですね。様々な人間欲 (「色」に感応する器官)を楽しみながらも、それに囚われることなく且つ物欲、意 欲の空しさをも確りと認識できている、そんな心象状況を得たならば、「色」と 「空」とを瞬時に行き来できることになるのですからね、これも「色即是空」、「空 即是色」の一つの形ではあるのです。  〔例えるな…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その46』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その46』  と、ここまで考えてみれば自然と次の言葉が口をついてきます。  「無」とともに、日々感得する喜怒哀楽という「有」をも受け入れるなら、それこ そ本当に「空」を知ることになるのではないか、とですね。何しろ、「空」は「無」 と「有」の両方を認識することで得られる概念なのでしたものね。  つまり、「無」の観想を持ちながらも、片方では「有」をもしっかりと認識でき…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その45』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その45』  さて、私たちの心身が「因縁」によって存在することには間違いないのでしたね。  そしてまた、宇宙的概念である「劫」を念頭にして省みれば、我が身の存在も 「空」と捉えることができましょう。「空の理」は理解できますものね。  実際に、フッと光果てつる宇宙の彼方へ思いを馳せたり、未来永劫の人類を観想し たりするなら、忽(たちま)ちにして我が心と精神の卑小さを…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その44』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その44』  昨日に続けます。  私や読者の皆さんが、それぞれに感得する「喜怒哀楽」など、当人以外の誰にとっ ても「無」なのですね(もちろん哀苦の中にいる人を案ずる身内の人々の思いは別で すよ。ここでは、厳密な意味で言っています)。  しかしですね、それでもですね、日々の私たちは嬉しいし、悲しいし、楽しんでい るし、怒ることも多いのですよ私たちは。この世が浮世であ…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その43』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その43』  そこで、私たち人間の存在をこの「永劫」と「刹那」の両極端の視点から観てみま しょう。  今、この地球上に存在する全人類は、その数を67億人とされています。私もその 中の一人です。さて、この67億人が生まれる以前には一体どのくらいの人間が生き ていたのでしょうか。また、百年前の地球にはどれだけの人が居たのだろうか。  いいえ、過去だけではありません。未…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その42』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その42』  ならば「無」とされるものを、もう一度見つめてみましょう。  以前に述べました「諸行は無常なものだ」と観る虚無思想は、つまりは「人生なん て短くて儚いものなのだ、一喜一憂する価値もない、あー無情」と捉えるものでし た。  では、その反対の「有」とはどういうことなのか。  それについて考察して行く手立てが、「劫(こう、ごう)」という言葉の中に見つ けるこ…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その41』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その41』  昨日は、言わずもがなのことを綴ってしまいました。十分に精査した言葉を持って いない時点で安易に、”生命の有りように、高邁(こうまい)な理念は必要ない、極 めて日常的な食事の仕様を考えるようなものであって良いのだ”などと述べましたこ とには、きっと大きな違和感を感じられた方々も多かろう、と反省しております。  ですが勿論、基本的な思いに変化はありません…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その40』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その40』  でもですね、この世のことはすべからく「因縁」によるものなのだ、と分かったか らとて、それが「私」と言う存在の根本的な意味づけには物足りなさが残ります。  「因縁」によって私たちが生まれたのだという現象の理屈は分かっても、そしてま た心に生じる「喜怒哀楽」に一喜一憂する現実的事象も「因縁」によるものなのだと 分かったとても、しかしそれだけの分別で、この…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その39』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その39』  前回は物的環境における「因縁性」について論じましたが、今日は人間の心理の場 合を考えてみましょう。  道を歩いていたある日の私に、急に雲行きが変化した天空からにわか雨が強く降り 出してきたことがありました。頭髪や衣服が濡れるのを恐れた私は近くの家の軒先で の雨宿りです。すると、その私の目の前をです、濡れ切った身体を一切気にすること なく悠然と自転車の…

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その38』

☆『「般若心経」を暗記しましょう・その38』  尚、ついでに申しておきます。  「諸行無常」の言葉で代表される諦観思想ですが、この諦観の「諦」の字が「あき らめる」、と言う意味を持つようになる前は「明らめる=明らかにする⇒悟る」だっ たはずなのです。  ですから、一般的に言われている”悟って諦める”という使われ方は間違っていま す。そうではなくて”悟って穏やかな心境になりましょう”、とするのが本来…

アーカイブ