2011年 06月
30 Jun 2011
ある時、私はこの事について暫くの間考えていたことがありまして、
ある時、私はこの事について暫くの間考えていたことがありまして、その結果として 『記憶の広場』という概念を作り出しました。 そこに記憶を集中すると惹起される事々が集団を形成しているところ、という意味を 添えて考え出した造語です。 ”何らかの核を成すものがあって、それに付随し関連する事々が群れ集う所”という ものです。 上記の場合は、「中学校」が核となっているので、『中学校に関する記憶の広場』…
29 Jun 2011
4、「記憶の広場」の提言
さて、これまでの実験が皆さんにとりまして大変によい結果をもたらしてくれました でしょうことを確信しております。 近々には『本科』へと入ってまいります。 4、「記憶の広場」の提言 いよいよ『本科』へと進むこの時点で、「原口式記憶術」の重要な要素となる『記憶 の広場』というものについて説明をしておかなければなりません。 唐突ですが、皆さんは「中学校」という言葉を聞いたとしたならどんな事が頭に浮…
27 Jun 2011
○実験・その最後
○実験・その最後 何故ならば、”見たまま、聞いたまま、行ったままに捨て置かないでチョッと工夫し ただけでも人間には外界を認識し、記憶する能力は無限に存在するようだ”とする発想 から「原口式」がスタートしているからなのです。 その象徴を実験の最後として、また一つお教えしましょう。 前回に、学校での絵画の授業風景を思い出していただきました。その際に、もしも親 指と人差し指で作った穴から覗き見した…
26 Jun 2011
○実験・その10-3
○実験・その10-3 このことは、これまでに何度も繰り返し強調してきた”見たまんまのものは記憶しに くい”とする私の持論の確かな証明になりましょう。 と共にです、例え感受性の旺盛な若い人でも、この傾向は基本的には同じなのだとい うことを、この場で確りと確認していただきたいのです。 例えば、学校の美術の時間に静物や風景の写生絵を描こうとした場合に、対象物とキ ャンバスとを何度となく見返しては筆…
25 Jun 2011
○実験・その10-2
○実験・その10-2 さて、この実験の場を借りて大変に重要なことをお伝えしておきましょう。 皆さん、お気付きになられましたでしょうか。タイトルを一度、見ただけで直ぐに白 紙なりまぶたの裏なりに書き写すことが出来ましたでしょうか。 多分、大方の人々が出来なかったのではないかとお察しします。 そのため、皆さんの誰もが二度、三度と新聞に目を向けたはずです。何だったかなと 見返し、読み返したことで…
25 Jun 2011
○実験・その10-1
○実験・その10-1 今度は文章の記憶実験です。これも、いずれ大量の文を記憶することもやりますので 、そのさわりを実感しておいていただきます。 今朝の新聞記事で行いましょう。第一面の「タイトル」を一、二点ほど選び出して次 のようにやってみて欲しいのです。それで差異がなければもう三点を加えてみましょう 。 1、白紙に書き写してください。 2、目を閉じて、まぶたの裏に蛍光ペンで書き写すイメージ…
23 Jun 2011
○実験・その9
○実験・その9 近未来のスケジュールを覚える方法もあります。後ほどしっかりとお教えしますが、 一行事だけでも試みて効果のほどを確かめておいてください。 例えば、町内会の集まりが二週間後にあるとしたなら、その月のカレンダーを例によ って「まぶたの裏」にイメージして、該当日のところへ「集会所の画像と時刻」を書き 込んでおくのです。 これは《まぶたの裏の行事表法》です。 慣れてくればこの方法はず…
22 Jun 2011
○実験・その8
○実験・その8 複雑な漢字を覚えるには《蛇行するような説明法》も効果があります。 例えば、「葡萄」なら、中の漢字が「甫(ホ)」と「缶(カン)」ですので、”葡萄 はホカン(ほかん)する”と頭に入れるようにしてみてください。そして、これでどれ だけの期間を忘れずにいられるかを試してみて欲しいのです。結構イケルはずですので 。 蛇足ながら、子供や孫に教える場合には「甫」が分からないでしょうから、教…
22 Jun 2011
読者の方よりご質問を頂戴しました。
読者の方よりご質問を頂戴しました。それにつき考察した結果をここにてお答えし ます。「記憶」に関する私の考え方(稚拙なレベルであることを承知で)をなるべく 公開したいがためです。 尚、私にとって「質問をいただく」ということは、今まで持っていなかった視点、 観点が得られるので、それにより触発された新たな思考を生み出す源泉となるもので す。ですから、物を思い、考えることが好きな私にとってこの上なくあ…
20 Jun 2011
○実験・その7-2
○実験・その7-2 尚、これは極めて大事な事柄なので是非に述べておかなければなりません。 皆さんが一般的に行っている「メモする」行為というものは、それにつき思考を停止したことを意味します。メモ用紙にメモした時点で、自分の頭の記憶細胞の使用権利 を放棄しているのですね。 これは勿体無いです。大変に残念なことなのです。「宝の持ち腐れ」の極限ですね 。 些細なことまでも安直にメモしてしまうという…