2011年 09月
30 Sep 2011
○さて、読者の皆さん。『原口式記憶塾・本科』も終わりに近づいてまいりました。
○さて、読者の皆さん。『原口式記憶塾・本科』も終わりに近づいてまいりました。 次からの少々の間、その締めくくりとして手軽な『簡易型・記憶力養成法』とでもい うべきものをお教えしましょう。その本格的なものは『研究科』で行います。 これまでにお教えしました様々な記憶術につき、「使うべき時点で用いることそのも のが思い起こせないのでは何の意味もない」とのお声が聞こえてくるようですが、でも 大丈夫です…
29 Sep 2011
○雑念に関する小論・その3
○雑念に関する小論・その3 従って、残る問題は記憶のコツを如何に探り、作り出していくかということだけとな ってまいりましょう。 このことを大げさに言うならばですが、記憶を阻害するものの最大要因である雑念が 勢力をドンドン劣化させていくのですからね、拡充が図られたコツの内容がそっくりそ のまま何らの抵抗もなく力を発揮するようになるということなのですね。これは何とも ありがたいことです。〔勿論、大…
29 Sep 2011
○雑念に関する小論・その2
○雑念に関する小論・その2 「意思」や「思念」に強いか弱いかと云々される「力」があるのですから、それと同 様に「雑念」にも「力」があるはずです。とすれば、中高年者の感受力も衰えている分 、”雑念の持つ力”も衰弱しているはずなのだと言えるのではないでしょうか。 とするとですよ、相対的に”雑念を取り去る力”が強くなってきているというように も言えると考えられましょう。或いはまた、”雑念を去りやすく…
28 Sep 2011
○雑念に関する小論・その1
○雑念に関する小論・その1 さて、精神論にはしない「原口式記憶術」ではありますが、「私はここに何しに来た んだっけ・その1」で、意志力、認識力が希薄になっているために目的への思いが雑念 に紛れてしまい雲散霧消するのだろうとしています。 ですが、「雑念」の方も「意志力」や「認識力」に平行してやっぱり同様に薄くなっ てはいるはずなのですね。従って、”雑念に紛れてしまう目的への思い”も本当のとこ ろ…
27 Sep 2011
○学問が覚えられない・その5
○学問が覚えられない・その5 一人でやってもかなりの効果は得られましょう。想像するのですよ、”暗像”として 描き出してみるだけでも効果は高いはずです。想像だって疑似体験の一つなのですから ね。それが我が生身を参加させたものとなれば尚更のこと体験度合いは確実に上がるは ずです。 何度も教科書を読み返したり先生の話を確り聞いたり、と努力したとしても一度の疑 似体験には敵わないかもしれませんのです。…
27 Sep 2011
26 Sep 2011
○学問が覚えられない・その4
○学問が覚えられない・その4 それで提案するのですが、『一見は百聞に如かず』という俚諺(りげん)がござい ます。 この言葉、裏を返して言えば「聞いただけでは、それを何遍も重ねたところでナカ ナカに覚えがたいものなのだ」ということをも意味していましょう。 つまり、現象や事象を見ることが出来ない「理科」の分野の事柄や「歴史物」は元 々から理解しにくいものだということになるのではないでしょうか。い…
25 Sep 2011
○学問が覚えられない・その3
○学問が覚えられない・その3 こんな誰もが分かっていることをワザワザ言っている私の意図をご理解いただけます よね。 頭の中身が悪い人物なんて、基本的にはいないのだと私は確信しているのです。 要は、学問が進まない原因の大きな一因として、その持つ意味合いを知らないが故の ことなのではないかと思うのです。 従って、意味や目的というものを確かめ知るということも学びの進捗を図る一つの「 コツ」ではあ…
24 Sep 2011
○学問が覚えられない・その2
○学問が覚えられない・その2 私のように、その辺のことを気づいてはいない子供さんが随分といるのではないでし ょうか。 ですので、「覚えが悪いのは努力が足らないからだ」として、闇雲な繰り返し作業で 「何とか対処しよう、覚えなければならない」とばかりに必死に励むのですね。それは 辛いことです。 このことは、例えてみれば立ち木を知らないで木片の質を学ぼうとするようなもので す。或いはよく言われるよ…
23 Sep 2011
○学問が覚えられない・その1
○学問が覚えられない・その1 意味や意図、目的が分からないと間違いなく覚えも悪くなりますね。理解が進まない とその方面の記憶量も蓄積されないので益々覚えにくくなりのです。 勉学時分の私にはご他聞に漏れず「数学・微積分」が頭に入りにくかったものです。 その学問としての意味が分かったのは長じて後、学費が殆ど掛からない放送大学に入っ てからのことでした。放物線を描いて着弾する大砲の命中率を上げるため…