円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

2011年 12月

○彼は、捧げて求めず、というお人柄でした。

○彼は、捧げて求めず、というお人柄でした。  養子に入った伊能家では文字通り身を粉にしての働きようだったのです。傾いてい た家運を彼一代で盛り返し、下総屈指の商家へと立派に興隆させた後の清廉にして淡 白な隠居振りです。  そんな彼ですから、お国のために多大な貢献ができるよう立派な業績を挙げるのだ 、などとは微塵も思うことはなかったに違いないでしょう。  そのような性格を推し量ると見えてくるのです。…

○さて、そんな彼の牛馬も恥じ入るような着実で且つ精力的な行脚が

○さて、そんな彼の牛馬も恥じ入るような着実で且つ精力的な行脚が本人の生気を保つ ことに大きく貢献をしたことは間違いありませんでしょう。  牛の歩みで着実に測り、馬の疾駆で進み行く、そんな彼には病魔も恥じて寄り付きま せんでしょう。  野山を駆け巡ることが健康によいのは常識です(余談ですが、このことでも分かりま しょう。人間は、その身が持っている能力を使うことが健康に直結するのです。逆の状 態になる…

○このように差異、差額は記憶を作り込むよい手立て

○このように差異、差額は記憶を作り込むよい手立てとなるものですから、「伊能忠敬 さん」は記憶細胞を常時、刺激され通しだったのではなかっただろうかと思っているの です。  人間は、差異がなければ、その存在に気づきにくいものなのではないでしょうか。 例えば、南極を見ていたとします。ても、見えているだけではその特徴は掴めませんで しょう。北極と見比べてこそ、陸地があることを感得できるのです。比べなければ…

○さて、彼の精力的な行脚も生気を保つことに大きく貢献を

○さて、彼の精力的な行脚も生気を保つことに大きく貢献をしたのは間違いありません でしょう。歩行が健康によいのは常識です(余談ですが、このことでも分かりましょう 。人間の持っている能力を使うことが健康に直結するのです。その逆の状態になると病 むのですね)。  それも勿論そうなのでしょうが、それより何より私は「測る」行為そのものに関心を 持っているのです。体に良いよ、悪いよ、というようなことを云々して…

○従って、肉体の死と魂(たましい)の消えるのは別物だと

○従って、肉体の死と魂(たましい)の消えるのは別物だと考えたほうが合点がいくよ うに思えてまいりましょう。  しかもです、その上更に考えますに、高揚する心神のそれは肉体のものとは道を逆に 辿るのではないかとも捉えてみたなら、より理に適った妥当性が感じ取れるように思え てくるのでした。 つまり、高みを目指している心神は坂道を逆に登るのです。  早い話、肉体は富士山の裾野を下るのに対し、意気軒昂な心神…

○彼は、測量の日々を歩いては測り、測っては歩き、

○彼は、測量の日々を歩いては測り、測っては歩き、の連続で過ごしておられます。  しかも、何とそれは歩みの向きを黄泉路に替えるホンの2年前まで続けられたそう です。  測量が済んで居を江戸に留めた後も勿論、製図の工程に没頭された日々だったよう ですね。  地図の完成を弟子たちに委ねて74歳で逝く際の彼の心神は、まだまだ冴え冴えと していたのではないかと私には思えるのです。  そのように思う根拠は独り…

○4、その例となる人物

○4、その例となる人物  さて、話しが少々それてしまいました。元に戻します。 要は、そんな人物なら天なる神仏が違いなく輪廻させるだろうし、その魂が成し得た業 績こそ「能動的記憶」が基になっているはずだと思える、そんなようなお人が現実に私 の頭の中に存在しているのです。その典型例となり得るお人が念頭にあるからこそ、自 信を持って持論を展開できるのでした。  その人物とは、かの「伊能忠敬さん」です。 …

○魂の尊厳

○魂の尊厳  ということはですね、それゆえにこそ「魂の尊厳」が唱えられているのではないか と思えるのです。 「魂」というものが個々の人間の「心神」と言い換えることができるならば、という 前提で申すのですが。  身体が衰退の果てに無に帰するのに対し、魂は昇天するのだとする考え方もその 「尊厳」を有するがゆえのことなのでしょうね。  身体は仮のものであっていずれは朽ちて地に戻り帰るものなのですが、「魂…

○と、そんなような結論に至ってみれば、それに合致すべき記憶法が必ず

○と、そんなような結論に至ってみれば、それに合致すべき記憶法が必ず存在してい なければ大きな矛盾が生じることになってまいります。 それがなければ、人々の人生の基本、基準さえも存在し得なくなってしまうはずなの ですからね。 さて、そんなまでに思いが高揚したならば、「能動的記憶」の源泉が見え隠れしだす のは当然の帰結だったのでしょう、霧中にあった私の頭に、ある日ふっと燭光が閃い たのでした。 つまり、…

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