円周率世界記録を達成した原口證が、自らの人生経験から得た教訓やコツについて、書き綴るページです。

☆ 4)「一字取り」の法

☆ 4)「一字取り」の法  憶え込みたい物の頭部分を繋げて文章にすると面白い物ができる。格好なオマジナイになるのだ。 例えば、家人に頼まれた買い物が「ピーマン、なす、きゅうり、トマト、りんご、さとう、みそ、しょうゆ、たまご、」だったなら、「ピー・な・きゅう・り・さ・し・み・ト(ッ)・た」として商店への道筋で時折、唱えて置けば怱々(そうそう)は忘れぬものだ。 「一字取り」の法とは言っているが「きゅう…

☆ 3)「名付け・題名付け」の法

☆ 3)「名付け・題名付け」の法  日常毎の些細な出来事は直ぐにも忘却の彼方に雲散霧消してしまうものだ。その後に思い出すことなんぞ勿論のこと皆無に近い。 だがだ、「名付け、題名付け」すると不思議に忘れぬようになる。 散歩中に見掛ける田んぼ脇の草刈り人には「草刈ますおさん、ご苦労さんです」と有名な俳優になぞらえて心の中で密かにねぎらいの思いを伝えるのである。 日没の薄暮れの中にひっそり風に揺れて健気…

☆ 2)「間違い技」の法

☆ 2)「間違い技」の法  覚えたいことをワザと間違えてみるのだ。初対面の方が板倉さんなら”板垣さんだったっけ?”、幕末の大老は”松平春嶽ではないのか”という風にだ。また私の名前の「原口あきら」を覚えやすくするなら、”あきらめる腹”とでもすれば良い。 妙なやり方ではあるが一ひねり分の心の動きが生じるから結構、記憶する。立派な一つの技と呼べるものではあるから「間違い技」と名付けている。  余談だが、…

☆ 1)「呪文」の法

☆ 1)「呪文」の法  先ず最初に、変化のない日々の暮らしの中に在ってツイツイ埋没しがちになる記憶への執着を再び思い起こさせる画期的な方法を披露しょう。多分、中高年の読者にはこの項が最も喜んで頂けるところだろう故。 簡単に行う動作なのだが事後ないしは後日まで是非に憶えておきたい事柄なのだ、という状況の際には、“今、私はこの事をこの様に行ったぞ”と心の中で二度ほど丁寧に、丁寧に呟いてみるのだ。“私は…

☆ 4、「記憶の創造」の概要

☆ 4、「記憶の創造」の概要  「記憶」は心の発動の結果である。心ここにあらずば記憶せず、である。心が動くから記憶するのだ。 記憶は“気置く”なのである。よって、心の動きが大きいほど記憶度合いが高くなる。 従って、「記憶力=感受力」であるならば感受性の衰える中年齢以降は、その代わりを心の動きである「心的興動力(筆者の造語)」にさせればよいのである。  心の動きを喚起させれば記憶力は向上するのだ。記…

☆ 3、考察

☆ 3、考察  神や仏は人の身に無用なものを与えはしまい。してみると長い“衰え”の期間にも深い意図を含ませてあるのではないだろうか。と、ここまで思惟したところで、はったと気づいたのである。 ・“発達期~衰退期”とみるべきではなく、“発達期~運用期”と捉えるべきなのではないか・衰退期とみられた間は、実は発達した能力を利用し運用する時期と読み取ったらどうだろうか  つまり、仏や神はこう言っているように…

☆ 2、能力衰退への疑念

☆ 2、能力衰退への疑念  だが、これはおかしい腑に落ちぬと筆者は思い始めた。「記憶能力」は生者の原点である。本日以前の活きた証の記憶なくして明日の生命活動は成り立たぬ。然るにそれが衰え始めたとなるとその先は、 ・“単なる余命”と堕してしまうではないか・天なる神が人類の生命能力を“本命”と“余命”とに分かれるような造り方をするだろうか・“寿命”が未だ随分とあるのに能力(体力も含め)が“衰える”現象…

☆ 1、「記憶力」に関する一般概念

☆ 1、「記憶力」に関する一般概念  世人の粗方の人々が思っている記憶の概念とは次のようなものだ。 ・見た、聞いた、をそのまま受けとる受動的なもの・記憶する過程を本人が意識することはない直感的なもの・意識的に強化することが困難なもの  「記憶」はこのように受動性、直感性に由来するから、それが鋭敏な若者にはよいが鈍化する一方の中高年者には不利である、つまり「記憶力が衰える」……と、世人が言う。そう、…

☆ 原口式記憶術の提唱

☆ 原口式記憶術の提唱  今日より幾日かに渡って、昨年『国際融合文化学会』刊行の研究誌・第10号に掲載された記憶術に関する私の論文を提供してまいります。 論文の性質上硬めの文章となっておりますが、その点ご勘弁願ってしばらくの間ご辛抱いただきます。  表題 : 記憶能力への思惟的探求による『近未来の記憶術』の構築 サブタイトル : 中高年からが面白い記憶法の提唱を兼ねて はじめに  不惑の歳を目前に…

☆ 執筆後記

☆ 執筆後記  ここまで書き進んでみれば次には怒りの感情はどこから来るのか、どうしたら消えてなくなるのかという命題が私の頭に去来してきます。 人の心の様々な現象事象を恣意的に解き明かしていくのが私の生涯の命題ではあり天命でもあると思い込んでいる故にでしょうか、持つ手のペン先筋々が小刻みに思いの丈を書き綴るよう要求してくるのです。 ですが、それは私のみの独一的な思考であり、読者の皆さんにとっては今ま…