10,000桁の物語

原口の記憶法は、数字を文字に変換していく「語呂合わせ法」です。無限に続く円周率をストーリーとして文字に変換しているのです。

3.141592・・・・・・と無機質に続いていく数字の羅列が、原口の手にかかると、「さー、安心得んと国許去った儚きその身は・・・」と北海道松前藩の武士の旅立ちのシーンから始まります。物語調だけでなく、雑文調などもあり、意味のある独特の世界が展開されていきます。

さー、安心得んと国許去った儚きその身は…